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手作りの良さを人に伝えるという事
 石けん販売をしている人がよく口にする「手作り石けんの良さを人に伝えたい」という言葉がありますが、石けんを愛してやまない人なのだろうし、(自分が)嬉しい思いをおすそ分けしたい、という気持ちもわかります。石けんを作り始めてそれを友達や家族が使った時の、良いフィードバックがあると気分も上がります。

確かに薬事法では手作り石けんの不特定多数への反復した販売や譲渡(サンプル頒布なども含み)は禁じられています。しかし実際は仲のいい友達へのプレゼントや、ネットを通じて知り合ったソーパー同士の集いでは石けん交換などが行われていて、そこにある対不特定多数への販売とは違う信頼関係を通じて、暗黙の了解なるものが存在するわけです。

手作り石けんは一度その使用感が自分に合うとクセになります。そして中毒患者が増え続けるわけです(笑)。そこで「手作り石けんの良さを人に伝える」と言う事についてちょっと辛口に考えます。

まず自分が良いと思うものが人も良いと思うかと言ったら大間違いです。キティちゃんは巷で年齢を問わず女性の好きなキャラクターですが、私は嫌いです。韓流も全く興味ありません。自分が拝んで願いがかなったと、人にむやみに宗教を勧める人も煙たがられますが・・どこかに出かけてご当地キティのストラップを買ってきてくれる友人、韓流アイドルの曲を無理やり聞かせてくれる友人、私のために何時間も拝んでくれる友人、迷惑とは言いませんが心の底から私が喜ぶかと言ったらそうではありません。自分のためにそうしてくれたことへ感謝はしますよ!でも物質的なものへの感謝は心から出来ません、きっと。この人たちの共通点は、自分が良い事を人にしてあげているという達成感です。

手作り石けんを喜んで使う人の大多数は女性だと思いますが、女性と化粧品という関係は非常に特殊で、使い心地やその効果のさらなる上を求め、女性は化粧品をあれこれと試し自分に合ったものを模索します。肌もその周期や年齢で変化を遂げ、また時には対自分の美意識にどん欲になり、美白やアンチエイジングなどと聞けば、次々にサンプルを請求して・・果てなき戦いは続きます。

手作り石けんにはそういった市販品にはない「優しさ」を感じる事が出来ます。それは過剰油脂だったり、自然の食物油だったり、グリセリンだったりするわけですが、私も信頼関係の元、石けんを上げたりした友人はほぼ95%の人は良かった〜!で終わりました。お替わりしたら悪いとか日本人にありがちな無駄な遠慮もあるかもしれません。お替りしてきた友人たちも今では誰も何も言ってきません。彼女たちには他のもので間に合う事情があるんだと思います。なので押しつけもしません。

石けんを販売している人が「自分が止めたら今のお客さんたちが困る」と思っているのは幻想です。手作り石けんと同様の石けんは大手のドラッグストアでも買えるし、その方たちは一生あなたを恨む事もないでしょうし、何か他で間に合うものを見つける事が出来ると思います。そこで自分を違法販売を続ける方向へ導く必要性も全くないのです。逆を言うとあなたはこの人たちのために違法で販売をして、この人たちは「違法と言う事を知らずに(と言う場合がほとんど)」あなたに要求を続けます。次のはいつかしら?待ってるわね、と。

話はキティちゃんに戻りますが、キティちゃんが好きな人がその良さを人に伝える方法を考えてみましょう。人に会うたびに、キティちゃんのステッカーやストラップやハンカチなどを渡し続ける事でしょうか?確かにね、インターネットの普及率は100%ではありません。私はつながり続けている方ですが、パソコンあっても触り方知らないとか、パソコンないという兵も時に私の周りで見つかりますが、これだけ自分はキティちゃんが好き!という表現をブログやツイッター、FBなどで発信していけばいいだけの話で、人に押し付けるという迷惑な行為は大きなお世話でしかありません。

じゃあ石けん教室を開いて教えるのなら良いの?それも一つの手です。何かの疑問を突っ込まれたときにロジックの他にも経験から学び習得した事がないと潰しがききませんが。どんな人が来るかわからないし・・自宅で教室をされている方は懸念される事もあるでしょう。大概悪い人や嫌な人はいないですけどね。ではどうしたらいいのか?それは・・自分で作った石けんを使って美しくなる(笑)。日本の人は美しい肌や髪をしている人を見ると「何の化粧品つかってるのかしら?」と思うでしょうし(面白い事に外国の人たちは肌のきれいな人を見ると「何を食べたらそうなるの?」と聞きます)、ブログでその良さをただただ綴ればいいじゃないですか。良さを伝える方法は売ったりあげたりする事だけじゃないと思います。その人に興味があれば誰かが売っている石けんを買わなくても手作り石けんにたどりつくはずです。なのでやっぱりそういう考えはバッサリ行かせていただくと、自己満足のエゴにしか聞こえません。

売る事がその良さを広める事・・これ、大間違いです。

author:POP, category:-, 15:30
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爆弾発言その後・・
 石けんを販売する事に関して書いた記事、これは私だけでなく、しゃぼんmamaさんやみいさん、ツクツクさんも書いてるんだけど、ソーパーさんたちが感化されて色々揺れ動いてる、そんな感じがそこかしこで最近目にする事が多くなった。それも二分化している感じで、その一つは、色々ともやもやしながら売ってましたがきっぱりやめます、という意見と、そういう事情も重々承知だけど売る事は止めません、と言う意見。後者も開き直りと言うか、きちんとした手段をとって売っていない以上、法の網をくぐって使用目的やその表現を変えたり、小細工しながらも内心のもやもやはぬぐえないはずです。心の底で保健所や所管のどこかから立ち入り調査されたらどうしよう、という気持ちは絶対にあるはず。


それでもみんな立ち止まって考えるきっかけになったということは非常に喜ばしい事で。本心は石けん原料のFO売ってるからそんな反発で売上落ちることも少しは頭をよぎったけど(実際にはそんな事はなかったけど)、やっぱりそういう結果がある事を考えると7月に思い切ってアップして良かったと思います。私がそういう内容のブログを書いたのは、自分が石けんを作り始めたきっかけとかそんなところに及ぶんだけど(頭皮のトラブルからアレッポに行ってそこで見つけた)、ファーストバッチの泡が立った瞬間、あの感動覚えてるかな?私は声に出して「ちゃんと泡がたつ!すごい」と言い放ったよ、誰もいなかったけどw

 
当時から石けん売ってる人はいたものの、今となってはおしゃれなショップを見て「自分もお店をやりたい」って主婦とかのはかない夢?ではないけど、見た目にも可愛い石けん作って、ラッピングも可愛くして、言い方悪くてごめんだけどね「お店屋さんごっこ」やりたい人がぐんぐん増えて、石けんを売るために石けん作りを始めたいって言う人がいる昨今、なんか歪んでる・・と思わずにいられなかったからなんだよね。言い方変えると「自分を認めてもらえる一つの方法」でもあるんだな、きっと。社会に出ると既婚、未婚関係なく、女性の場合は特に自分を認めてもらえる事ってグッと少なくなるから、そういう心理も働いているんだと思う。


そういう私もその昔、友人のやっているブティックに石けん卸したりしてたけど、やっぱり自分の石けん作りたいモチベーションやそのタイミング、そんなのは無視して作らないといけない、無理矢理レシピ考えて、あー、明日は3バッチ仕込まないと・・と、作る事は楽しくてもその目的が違ってきて、もちろん仕事にする、報酬を受け取るという事はそういう事だから仕方ないんだけどね。でも多少でも売り上げになれば家計が少しでも助かるし、ブログに書いたような、人件費なんて関係なく売上―材料費=ひと月分のランチ代?だけで満足していたし、だから自分の作ったものが人に認められて喜ばれてお金になるという気持ちもすごくわかる。でもやっぱり違うんだよなー。法律とかどうこうじゃなくて、手作り石けんの根底にあるものというか抽象的かもしれないけどね。


驚いたのがそれで生計を立ているからという人もいたんだけど、生計立てなければならないほど家計が大変ならもっとましな仕事した方が良いとか、余計なおせっかいでしょうが思っちゃう。生計と言っても子供がいれば塾やおけいこ代(意外に馬鹿にならない・・)くらいにはなるかもしれないけど、それだって主婦には大助かりなのもわかりますよ、同じ立場として。ただ、心のどこかでもやもやしているものはやらない方が良い、それが私の持論だな。こういう発言の同意があちこちで見られる最近、売りたいソーパーさんたちは「窮地に追い込まないで」と嘆いているかもしれないけど、元はといえば?と言う事を今一度考えてみて欲しい。


あと「手作り石けんの良さ」は使う楽しみだけではなくて、作る楽しみから教える事が重要だと思うんだどね、手作り石けんの良さを伝えたくて売っているって、まるでマルチビジネス信者のような発言。あれも非常に見苦しいと思いますよ、私からするとね。キレイごと意外の何でもない。そんな事言ってくれるな、って泣き入れる人もいるけど、じゃあやんなきゃいいんだよ、最初から。そこまでして売りたいなら、シラこいて堂々と売ればいいんだし。ただ私はやっぱりそれはいけない事だというのは折々口にすると思う。誰もいなければ信号赤でも渡るし(車はさすがにしないよ、罰金もったいないじゃない)、必要に応じてゴミは夜中に出すし、魚の骨を野良猫に上げたり、私も世の中のルールを100%守ってるわけじゃない。でも手作り石けんだけは譲れないある種の聖域なんだよね、自分にとって。もし売る事が合法になったら売りたい人は売ればいいと思う。私はきっとやらない。


石けん教室をやってると色んな人に出会う。1回こっきりで来なくなってしまう人もいれば、ほぼ皆勤賞の人もいて、付き合いが長くなると石けんを通して人間への付き合いへとその関係が広がる。それは石けんじゃなくても人と人とのつながりはどこかで必ず開けていくものなんだけど、石けんという私がプレゼンできる一つのライフスタイルでもあり、自分から発信できる「何か」である事は間違いないんだよなー。巷ではベテランソーパーとか私も呼ばれているらしいけど、なんかしっくりこないけど、ブランクもあれば無駄に年月だけ流れていった『いい加減ソーパー』であることは、するなっていわれても自慢できるし、大した技もなければ、EOなんかはいつも適当ブレンドで二度と同じものは作れなかったり、いつも精進のために石けん作ってるわけでもない。でも、すでに自分で作った石けんを使うという事は生活には欠かせない事になってるし、無駄に経過しているだけのソーパー歴だけど、そこでお金儲けとかそんなの関係なく、純粋に石けん作りをすることから生まれてくる感覚や経験で伝えられる事はそれなりにある。「いい加減」も「良い加減」も、楽しくゆるく石けん作りをするうえでは欠かせないものだし、いつまでも楽しく作っていきたいと思う、今日の私の気持ちを綴ってみた。
author:POP, category:-, 23:43
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手作り石けんにかかわる者として
 先日、発足されたばかりの手作り石けんマイスター協会のマイスター認定講座に行ってきました。寸前まで自分のしている事とリンクが出来ずに悩みましたが、2年ぶりの関西だったし串カツ食べに行くついでにと思っていたところ、元旅人の悪い癖で、ツアーを探し出したら止まらず・・旅の計画を考えるの大好き!

今回は1泊で大阪市内に宿泊。同行する山梨のみいさんと行きの新幹線の時間は違いましたが、JTBでかなり安いものを見つけたのでホテル大阪ベイタワーに決定。私は時間があったのでこだまのグリーン車でプラス600円、帰りはのぞみ指定席で時間帯によりますがプラス2400円、それに朝食つけても合計で2.5万円を切りましたよ。うひひ。行きはしゃぼんmamaさんとデートの約束を取り付けて、ランチ→買い物→ママの石けん教室というゴーヂャスな一日を過ごした後、りきまるさんと新世界のだるまに行って、交代するように三人の子持ちになったミリィちゃんと夕食。飲みすぎました・・携帯水没させて、とぼとぼホテルに帰って焦ったよ。ほぼ最終で来るみいさんは部屋の番号わかんないし、すべての電話番号は水没してつかない携帯の中だし・・財布を見ても誰の名刺もなく、名刺入れにとりあえずあった須永さんが救いの女神として大活躍してくれて、みいさんも無事に到着できました。部屋は35階で港を向いていたので夜景がスゲー!!勿体ない!誰かとの逢瀬にぴったりですが、やってきたのはみいさん(笑)。二人とも寝つけず、色々話しながら3時頃就寝。朝は51階の見晴らしのいいレストランで朝食。11時の待ち合わせに大阪駅に向かいます。

大阪駅で合流したのは、しゃぼんmamaさん、ecruさん、ツクツクさん、Junさん、ゆっきーちゃんで私たちの合計7名。朝食から数時間しかたっていなかったので軽くベーカリーで昼食を済ませました。その後時間つぶしのためコスメなどを見て回り、いざ会場へ。

貸し会議室の会場はコの字型に並べられた机の上にオイルミックスと精油が置かれていました。これがマイスターを認定するための石けんを作る材料になります。各自帰宅後作って後日送るのです。集まった人数は全部で26,7名くらいかな?何が起こるのだろう?という雰囲気の中、認定講座が始まります。(この講座の内容はまた後々綴ろうと思いますが、協会の主とするものとかやはり自分とのリンクが薄く、疑問も多々残るものでした。)

その中でメインのテーマとなったのが「石けんを販売する事」という内容です。マイスター一号の小知和さんは自分で化粧せっけんを販売されている方ですが、販売するにも色々な決まりがあります。前回のブログの記事で(4か月も前?)触れましたが、皆さんが作った石けんはある段階を踏まないと売れません。作る前に色んな準備が必要で、時間もお金も労力も掛かります。手作りアクセサリーとはまったく違う括りになります。作って楽しい、使って嬉しい、じゃあ売ってみちゃう?というものではありません。

*ここでいう石けんの販売は、顔や体への用途を目的としたものに限定させていただきます。だって雑貨とか洗濯用とか言っても、売ってる人はそれは所詮は袋小路になった抜け道であって、洗濯に使ってもらおう、体には使ってくれるな、と思ってない人がほとんどだからです。また販売の定義として「不特定多数に反復して販売する行為」というものがあるそうですが、サンプルとしてあげるのも同様だそうです。

そこにはまず薬事法が絡みます。一口に薬事法といっても自治体でその見解が異なり、また担当者でも対応が変わります。なんのこっちゃ?と思いますがまずこれをクリアしないといけません。医薬品、医薬部外品、化粧品にそれぞれ決められた表示があり、これを順守する義務も発生します。例えば症状の改善を標榜するのであれば医薬品、効果的というのであれば医薬部外品、洗顔用などとなれば化粧品とそれぞれ表記の仕方も異なります。

そして石けんを作って売ることであれば薬事法以外にも、化粧品製造業許可、化粧品製造販売許可が必要になりますが、商品であればPL法(製造物責任法)の登場でその関係者も多岐に及んできます。PL法は簡単にいえば、ある製品を正しく使った人がなんらかの損害を被り、訴訟を起こしす場合の矛先がどこかというものです。

雑貨屋さんのオーナーの友人が手作り石けんを作る人で、ある日プレゼントされた石けんが非常に気に行って、その店で置く事になりました。その石けんを買った人がそれを使った事で損害が生まれたとします。PL法でいうと

2条3項 この法律において「製造業者等」とは次のいずれかに該当するものを言う。

1号 当該製造物を業として製造、加工または輸入したもの(以下単に「製造業者」という)

2号 自ら当該製造物の製造業者として当該製造物にその氏名、商号、商標その他の表示(以下「氏名等の表示」という。)をした者又は当該製造物にその製造業者と誤認させるような氏名等の表示をした者。

3号 前号に揚げる者のほか、当該製造物の製造、加工、輸入又は販売に係る形態その他の事情からみて、当該製造物にその実質的な製造業者と認めることが出来る氏名等の表示をした者。

ということですので、民事訴訟などになれば作った本人は元よりそれを販売して売る雑貨屋さんのオーナーにも責任が生じてくるわけです。


ここのところ石けんを販売する事になぜか反応してしまいますが、この協会では正しく安全に石けん作りを楽しむために、という事を元に設立されたようです。あまりにも身近になり過ぎて、その陰に潜むルールが無視されています。ルールといっても暗黙の了解ではなく、それを違反すれば法の元に罰せられたり、賠償責任が生じるというかなり重いものです。ネットの発達でネットショップもすごく簡単に出来て、ブラックマーケットならず、合法非合法問わず個人の闇市がそこかしこに展開しています。事業所としての開業届けやら、確定申告してますか?

私は月々ほんの少しの人数ですが、石けん教室で手作り石けんの技法を教えています。手作り石けんを広めようとも、この業界(というとおこがましいですが)で大きくなろうなんて事は一つも思いません。希望者に私の知っている方法を教えているだけ。長く通ってくれている生徒さんはやはり、自分で作って使う石けんの愉しみ、の醍醐味を知っている方たちばかりです。手作り石けんはそれ以上でもそれ以下でもありません。

4時間の講習会はあっという間に終わってしまいました。ペットボトル法で作る石けんを提出してOKであれば、マイスターの認定がされるわけです。ちょっといろんな思いは複雑ですが、新幹線の時間もありますので後ろ髪をひかれる思いで会場をとりあえず後にして、最後の仕上げはご飯。当初予定していてくれた場所は長蛇の列で、他に見つけた店に向かいました。あら空いてる?と思ったら次々に人が押し寄せ、帰る頃には外で並ぶ人もいたくらい。おしゃべりは続くが時間が続かず、大阪駅でみんなとバイバイしてわたしとみいさんは新大阪駅に向かいます。

帰りの電車の中でもずっといろんな話をしていて(ほぼその講習会の事)、二人とものどが渇いたのかエキサイトしたのかアイス食べよう!という事に(笑)。実はmamaの住む京都の平等院の近くでお買い物をしている途中、どこを見ても抹茶味だの抹茶が呪いのようについて回っていたので、「なんでも抹茶入れりゃーいいってもんじゃ」と冗談言ってたのですが、抹茶の怨念か、「抹茶味ですが良いですか?」と売り子のお姉さんに言われてしまいました。食べました(笑)


京都で一目ぼれして買ったお茶碗×2、とツクツクさんに持ってきてもらったモールドセット×2、娘からのリクエストのあんこのお菓子を買って家に戻ったのは夜11時頃でした。出かけるときは小さなバッグで超身軽で出かけたのにな〜〜。まあたまには良いでしょう。





author:POP, category:ディープな話, 20:55
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手作り石けんを売るというコト
 私が石けん作りを始めたころ、まだ今みたいに情報は有り余っていなく、いきなりスイーツ石けんとかデザインに趣を置いた石けんなんて言うのは少なかった。頑張ってもコンフェッティやレイヤーだったり、色違いの石けんで型を使ってくり抜いてその部分を入れ替えたり、本当にシンプルだった。オフ会や集まりがあると言えば名刺代わりに自作の石けんを持っていき、帰りにはまた人の作った石けんや余った材料をバッグいっぱいにもらって来ることも珍しくなかった。

あれから月日は流れて、私も石けん生活が自分の人生の一部となっている。とり憑かれたように石けんを作る日々はもう終わったといっても過言ではないが、たまに思いついたように石けんを作るということは未だに度々あるのだけれど。

最近デビューするソーパーは、情報が私の時より10倍はあり、石けん教室もいつの間にか増えて石けん作りをすることはより簡単になってきた。当時も石けんを売るネットショップはあったが今ほど数は多くなく、これも石けん作りが浸透してソーパーの数が増えているのだと思うのだが現在ではショップはもう数えられないくらい存在する。

昔から石けんを売る、ということは果てしなく語られてきた。石けんは売れないのである。でも作って見て自分が使って良くって、これを人に知って欲しいというよりは、これは売れるかも!と思う人もたくさんいると思う。友達にあげたところで気に入った人から「これ、売れるよ!」と言われることも少なくない。実際にブティックをやっている友達に頼まれて、事あるたびに30個とか石けんを卸していたこともあった。

最近ちょっと思っている・・石けんを売るということを考えてみる。

石けんは薬事法があり、身体に使う目的では薬事法を通さないと売れない。しかしここに言葉のあやが存在するので、雑貨や台所用として売ることは問題ないとされる。薬事法もかなり厄介で、自治体によってその対応はかなり異なる。中には石けん作りは、素人にむやみやたらに苛性ソーダを扱わせるきっかけになるから、石けん作り自体にいい顔をしない担当者もいるようだ。

石けん作りに欠かせない苛性ソーダは医薬外劇物とカテゴライズされ、購入には身元を証明する運転免許所や健康保険証と印鑑が必要だ。実はこれも以前は印鑑だけで購入は可能だったのに、いつの間にかどっちも不可欠で一度苛性ソーダを買いに行った時、私の前で買おうとしていた人は印鑑を持っておらず、私は身分証明証を持っておらず、私もその人もどちらも苛性ソーダを買うことができなかったということがあった。苛性ソーダは皮膚に乗ると化学やけどを起こし、一気に水を沸騰近くまで加熱する爆発的な反応力を持つ。ただし使い方を間違えなければ、落ちた苛性ソーダの粒を手で触ることも可能だし、その意に反して皮膚についてしまったら水で洗い流せば大事に至ることはほぼない。あの鼻を突く異臭も、それを軽く吸いこんだところで救急車を呼ぶ事態まで陥ったこともない。つまり少しの注意と慣れがあれば、その毒性や危険性は回避可能である。

法に基づいた検査や機関を通さないと、体に使える石けんとしては売れないのは苛性ソーダのせいではない。体に接触させる目的のものをむやみに人に販売してはいけないのだ。では雑貨や台所用では?という疑問がいつも付きまとう。簡単に言うとどこからがクロでどこまでがグレイなのか・・という論議だ。沸々とわきあがっては消え、消えてはまた発生するこの議論・・。効能を謳うということは体への使用とみなされる。泡立ちという言葉もいけない、当店の石けんは雑貨ですので、ご理解いただいたうえご使用下さい、などと苦し紛れに提言するショップも少なくない。ここんとこ人気のクリエイターズマーケットなどでも販売禁止物品に「手作り石けんやコスメ」という項目がお目見えするのも珍しくなく・・というのもアトピーに効くという謳い文句でトラブルがあったとかなかったとか、本当で本当じゃないような話なのだがそんな話も聞く。

石けんを売っている人で、保健所から立ち入り調査が入ったという話も少し前に話題になった。ここもクロをグレイに訂正するよう指摘があったそうで、それをクリアにして売っているそう。でも、でもね、販売している人、これから販売しようと思っている人は、よーく考えて欲しい。石けんは商売になりません。商売を知っている人は、商品価格=原料費+人件費(それにかかった労力と時間)+宣伝広告費+儲け(他ははしょります・・)ということに目を良く向けてほしいんです。確かに手作り石けんは原料費はたいしてかかりません、精油は高いけど。レシピを凝らなければ1バッチ、1000円もあれば作れます。ということはひとつ150円位の原価としましょう。石けんのレシピを考えて作業を開始して片付けまで2時間ちょい。全国の最低賃金は700円位なので1400円、カットして4週間熟成と乾燥させてラッピングします。
熟成中は手を掛けませんが場所をとります。家賃がかかるのです(笑)。でもまあその辺は軽く流してラッピングペーパーやら労力で全部で2000円位?にしておきます。現在のトータル4400円。

ネットショップも今は簡単に作れますが、写真を撮って加工して文章を考えてアップロードして一つの石けんの更新に3時間費やすとして2100円。ネットを使うので、プロバイダ料金やネット接続の料金がこれに加算されます、電気代もね。そんなに掛からないでしょうがひと月1万円位ネットに掛かっているとすれば、単純に30日で割って300円。オーダーが入ってメールでやりとして、入金の確認、発送の包装と手配、場合によっては郵便局やコンビニまで出向き発送する。人件費をまともに考えても500円は下らないでしょう。500バッチの石けんは(勝手に)平均的な大きさから言うと8個だと思うので×8個分=4000円。この段落の小計が6400円で合計10800円。

10800÷8=1350円 (1個の値段)まともに、それでもかなりのところを端折って計算すると石けんはこんな値段が妥当なんです。でもそれが1個600円とか800円で売っても問題ないんですよね。こんなことをいうと反発受けるかもしれませんが、商売ではないのですから、私がここでせこせこと計上した労力や経費の数々はここまで必要ないので。

趣味で作って売れると思ったものを売る、という発想は石けんにだけでなく、ビーズのアクセサリーだったり、ハワイアンキルトのバッグだったり、皆さん趣味で初めて周りからの評判が良くて、試しにオークションで出品したら売れたのでネットショップをやってしまおう、というモチベーションも理解できます。ただね、石けんはやっぱり特殊なんですよ。なぜかというと肌への接触は健康を害する大きな原因になりかねないというコトなので。少し前に「つかってみんしゃいよかせっけん」という石けんの商品に使われていた火山灰の結晶で、角膜が傷ついたという報告があった。最近では「茶のしずく」という商品に使われていた原材料に小麦を加工したものがあり、小麦アレルギーの人が運動中に呼吸が苦しくなったとか、救急車で運ばれたとか「アレルギー」という問題も浮上し、ただならぬ事態が起きたりもした。アレルギーは我が子でその怖さを知ったけど、反応が強いと体中の粘膜があっという間に腫れて呼吸困難に陥り命を落とすことも稀だが、全くないことではないのです。

そうなった時に、あなたは責任を取れますか?責任とは聞こえがいいですが結局は賠償に係わってきます。気軽に作って売ってただけなのに・・そんなことはほぼあり得ない・・自己責任で使ってもらってる、どれもが言い訳にしかならないのです。雑貨で売っても、台所用で売っても、売る側は体に使ってもらうことを前提として売っているのだと思います。原材料:ココナッツオイル、パームオイル、オリーブオイル、シアバター、そんな文言が書かれたラベルがあれば、知っている人は体への使用用途の石けんであるということは明白です。そうなると先ほどの薬事法がどれだけ大切で、物を売るというのは実際は簡単であっても、その裏には多大な労力とお金が動かずには成立しないという事実は揺るがすことができません。企業であれば(願わくば)保険などにも加入したりして賠償などもカバーできるでしょう。薬事法もきちんとした方法で売る手段として不可欠で、それらを踏まえたうえで500gバッチという小さいものでなく、最低でも何万個売るといった宣伝広報の力も必要で、そうなると自分たちが作る原価1つ150円と同じ内容の石けんが、2800円になっても全く不思議ではないという結論にたどり着きます。


でね、ここからが本当に言いたいこと・・

手作り石けんは作って楽しんで、使って楽しむというものではダメですか?たくさんの人が気軽に販売する陰で、色々なトラブルもその人口の増加とともに増えているとも聞きます。それによって苛性ソーダの販売が厳しくなり、最終的には規制する方向に動いていて、そのうち手に入らなくなるという話も最近聞いたばかり。そうなると手作り石けん自体がクロになってしまうんです。もう作れないの。ちょっと非現実的な話かもしれないけど、あり得ない話でもない気もする。中華街の裏道の人目につかない店でこっそり苛性ソーダを買って、逮捕されて新聞に載るなんてイヤだ(さすがの妄想です)。ずっと頭皮の脱皮に悩まされたどり着いた手作り石けん。その楽しみとご利益を失うのは辛いなー。もうボディシャンプーには戻れないし、グリセリンたっぷりで過剰油脂のある石けんの、さっぱりしっとりの洗い上がりは最高だもの。お金で買えないんですよ、この悦び。

「石けんを売る」ということには賛成です。が、しっかりとクリアするものはして、社会的責任の下、採算ベースに乗るような「ビジネス」をするべきだと思うのです。手が出ない・・となるかもしれませんが、きちんとしたプランがあって本当にやる気があれば、簡単ではありませんが叶う夢です。
author:POP, category:テヅクリセッケン&コスメ, 00:57
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Bスポット療法
 3年前のある秋の日、朝起きると鼻の奥の不快感が襲った。いずれ治るだろうと放置していたのだが、一向に治らず。その後も様子を見るがいよいよ生まれて初めての耳鼻科へ行かないと、という気持ちに傾き始める。近所で割と評判のいい耳鼻科は、待ち時間が一時間以上の事もざらだという。多くの患者たちは受付を済ませ、買い物などに出かけてしまったりするようだ。

名前を呼ばれ診察室に入り、さらにそこから数名待っていて10分ほど待つ。症状を伝えると「副鼻腔炎」でしょう、ということで処方された3日で1週間分と同等の威力をもつという抗生物質と鼻水や痰を切るというムコダインを服用し始める。1週間後、2週間後、ひと月後と様子を見せに行き、そのたびに細長い噴射器のような金属のチューブで鼻の中をスプレーされ、その後はネブライザーとお決まりのパターンを繰り返すが一向に良くなる気配もなく、耳鼻科へ向かう足はだんだんと重くなり、その間隔も空いて来てはフェードアウトを繰り返すこと数回。1年ほど経った頃だろうか、不快な症状は一日として消えることさえなかったが、度を超えると閉塞感に襲われるような日もあった。その場しのぎであろうスーパーミントキャンディなどでなんとか乗り切りもしたが、痺れを切らしまた耳鼻科へ行った。

以前に処方された薬を飲んでも全く改善しない、いうなれば鼻の奥でずっと鼻水が貯まっている感じがして、鼻をかもうにも吸おうにも何も解決はしない。これはいったい何なのでしょうか?すると国大を出てそこそここの辺で有名な耳鼻科の先生は、そういえばレントゲンとりましたっけ?と。首から上を放射線にさらし、出来上がったスカルのシースルーは白く濁ったサイナスなど見つからなかったのだった。副鼻腔炎・・シロだった。そこでその名医と呼ばれる医者は「アレルギー性鼻炎」との判断を下し、ムコダイン(のちにこの薬は「おまじない」程度だと知り合いの耳鼻科の医師に聞かされる)と抗アレルギー剤が処方されたが、これでも何も変わらず、結局は日本の医療保険制度の無駄遣い。鼻うがいにもすっかり慣れていた(これはこれで鼻がすっきりとして気持ちが良い)。

ネットで自分の症状をとにかく探す。後鼻漏の症状も当てはまるのではないか?とにかく苦しいときは苦しい。そんな日々を送っていた。ある日試しにのどスプレーをのどに噴霧してみると、通常時で痛みを感じないのにスプレーしたところが滲みる。その後のどの不快感はしばらくの間消え去ることが分かった。のどスプレーをする日々。以前にアメリカに住む友人にもらったプロポリスが入ったスプレーがあることを思い出しいざやって見ると・・すっごく滲みる・・!そのせいか普通ののどスプレーより不快感がなくなることに気づいた。このあたりでBスポット療法という隠れた治療法があることを知ったのだった。

Bスポットというのは風邪で喉が腫れた時にルゴールを塗るあの場所の事で、上咽頭を差す場所に、1%の塩化亜鉛水溶液を塗布するという簡単ながらそのエビダンスには程遠く、発祥者が「どんな病気でも治る」と言ってしまった故にいうなれば闇に葬られた治療法なのだ。ゆえに割とお年寄り以上の年齢の医者なら知っているが、それでも実際にそれを行う医者はほんの少しだけ。この治療法に興味を持った私は近隣で探すが、区内、市内には見当たらず、少し幅を広げて川崎と茅ヶ崎にある程度積極的にこの治療をしている耳鼻科を発見する。これが今から一年もしないが半年以上前だった。この間はプロポリス入りののどスプレーでしのいでいた、というかプロポリスの持つ収斂作用を塩化亜鉛水溶液の持つ収斂作用と重ねて、(奇跡的に)治る日を夢見ていたのだろう。ほとんどなくなってしまったボトルをネットで取り寄せた。

しかしながらいよいよプロポリスにも頼れなくなって来るのは実感してた。そろそろあのBスポット療法を試す時がやってきたのだった。色々な書き込みを見てみる。とにかく滲みて痛くて一日をふいにしたなど、「痛い」記事が目に飛び込んでくる。プロポリスもかなり痛かったが・・・。その時は来た、とばかりに決心し、茅ヶ崎にある耳鼻科へ向かう。車で行こうとも考えたのだが、金曜だったので帰りの渋滞が少し不安、電車で向かった。

駅から近いというその医院はすぐに見つかった。待合室には数名のみで時間がかかる様子もなかった。受付を済ませ名前を呼ばれる間、5分ほど。今までの経緯をざっと話し、Bスポット療法(またの名をクロールチンキ療法)が残された道だと思うので試してみたい、ということを伝えた。私より少し年少の医師は、しっかりとした口調と態度でBスポット療法について簡単に教えてくれた。最初はその方法さえ推奨しないような感じだったが、せっかくだしということで試しに?やることになった。

最初はマイクロファイバースコープを片方の鼻から入れ、上咽頭の様子を見てみるとやはり赤くはれているということだった。やはり患部はそこにあるようだった。鼻の奥、ずっとそう信じて来て、名医も疑わなかった鼻の奥とは、実は喉の上側であることがようやく判明。プロポリスのスプレーでうすうす分かっていたが・・。スコープと入れ替わりに名医のところでも使った細長い管が付いた噴霧器でシュッシュと鼻の奥にスプレーをする、今度は長い針金状のものに良くある薬瓶のふたを開けて、先端に付いたコットンに浸し、迷いも見せずに鼻からそのワイヤーを差し込んだ。うげーっ、今までに届いたことのない個所に薬を浸したワイヤーが・・間髪いれずもう片方の鼻にも同じようにワイヤーが差しこまれた。滲みます・・が、プロポリスで慣れていたせいか、膝が砕けるような痛みはない。いうなればプールで呼吸を誤り、鼻の奥にプールの塩素入りの水がツーンとMAXに滲みている感じ。何とかなりそう、そう告げると医師も感心していた。そしてその後治療はそのまま放置プレイへと突入。(乙女の両方の鼻からはワイヤーが飛び出ている)数分置いたところでワイヤーを抜く前に、その個所のあたりをこすりつけるようにしてから抜いた。ネブライザーをしてる間に、喉の奥から溜まっていた感じの唾のようなものが大量に出る。スプレーをしてこうなる時もあったがこの後は快適に過ごせるのだ。2880円の会計を済ませ駅に向かう。

しばらくしてなんとなく症状が軽減された感じがする。今はまだ不快感は100%取れきれていはいないが、断じて軽減されている。少し遠いがもうもっと良くなるまでしっかりと通ってみようと思う。ちなみに処方は必要ないでしょうと、出されなかった。意外とこの医者は、ろくに診察もせず口数の少ない名医より信用できるのかもしれない。行って良かった。ちなみに処置後数時間はずっとツーン感が鼻の奥に消えることはなかった。しかしながら私には十分耐えられる痛みだったのでこの療法が向いているのかもしれない、と思った。
author:POP, category:ディープな話, 00:18
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大使館からのEmail
3月17日に受け取ったメールです。

The U.S. Embassy in Tokyo informs U.S. citizens in Japan who wish to depart that the Department of State is making arrangements to provide transportation to safehaven locations in Asia.  This assistance will be provided on a reimbursable basis, as required by U.S. law.  U.S. citizens who travel on US government-arranged transport will be expected to make their own onward travel plans from the safehaven location.  Flights to evacuation points will begin departing Japan on Thursday, March 17.  There will be a limited number of seats available on evacuation flights departing from Narita and Haneda airports on March 17.  Priority will be given to persons with medical emergencies or severe medical conditions.  

Persons interested in departing Japan via USG-chartered transportation should proceed to Narita and Haneda airports or contact the US Department of State and Embassy Japan by sending an email to *******USC@****
.gov
or by calling 1-***-***-4444.  Please provide the following information:
Name, age, place of birth, U.S. passport number and any special medical needs.
Immediate family members (spouses and children) who are not U.S. citizens must be documented for entry into the safehaven country and/or U.S., if that is your final destination.

Frequently Asked Question

I‚m ready to go.  What do I do?
Documented U.S. citizens may proceed to Haneda or Narita airport as of Thursday, March 17 at 6:00 pm.  
My child is a U.S. citizen. Can my whole family be evacuated?  
A U.S. citizen child may be escorted by one adult, preferably a parent, who has appropriate travel documents.  If a family has more than one U.S. citizen child, the one-adult rule still applies.

Do I need a U.S. passport?
All U.S. citizen travelers and their spouses and children, are required to have valid travel documents.  The U.S. Embassy in Japan will assist U.S. citizens with travel documents.  U.S. citizens who do not hold a valid U.S. passport or visa and are interested in departing Japan via USG-chartered transportation should contact the US Department of State and Embassy Japan by sending an email to *******USC@*****.gov or by calling 1-***-***-4444.
What do I do if my child is a U.S. citizen, but hasn‚t yet been documented?
Contact the U.S. Embassy in Japan.  U.S. citizens who do not hold a valid U.S. passport or visa interested in departing Japan via USG-chartered transportation should contact the U.S. Department of State and Embassy Japan by sending an email to *******USC@*****.gov or by calling 1-***-***-4444. 

My family members aren‚t U.S. citizens.  Can they travel with me?
The scheduled evacuation flights will transport U.S. citizens and their immediate family members.  Immediate family members ˆ defined as spouses and children ˆ who are not U.S. citizens will be required to have travel documentation that will permit their entry into the safe haven destinations.  At this time, flights are expected to travel to Seoul, Republic of Korea and Taipei, Taiwan.  Safe haven destinations may change.  U.S. citizens requesting evacuation will not be able to select their safe haven destinations.

Will you fly me to the United States? 
Our goal is to get people to a safe place, where they can make their own onward travel arrangements.  Travelers will be responsible for their own onward travel arrangements and accommodations in the safe haven city.  Consular officers will provide travelers with information on airlines and hotels. 

What should I bring?
Travelers should bring valid travel documents and any necessary medications.
Each traveler may bring one suitcase and a small personal carry-on item.
U.S. citizens seeking evacuation should be prepared for a substantial wait at the airport.  Travelers are advised to bring food, water, diapers and other necessary toiletries with them to the airport.

What about my pets?
Evacuation flights will not be able to accommodate pets.

Do I have to pay for the flight?
U.S. citizens requesting evacuation will be asked to sign paperwork promising to reimburse the U.S. Government for flight costs at a later date.  Exact flight costs are not yet available, but should be comparable to a one-way commercial flight from Japan to the safehaven location. 

How do I get to the airport?
Public transport to include taxis is still operating in Japan. 

author:POP, category:ディープな話, 22:19
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東北関東大震災 〜当日
 その日は前日まで寝不足が続いていたので、昼前にベッドに行き昼寝をしていた。目が覚めて時計を見ると子どもがそろそろ帰ってくる時間。ベッドから出ようとしたその瞬間、揺れを感じたためすぐ階下のリビングに行った。揺れはなかなか収まらず恐怖も感じたころ、いったん揺れは収まりかけたように感じたが、更に強い揺れが我が家を襲う。

PCやら電話がある机兼棚がかなり揺れていて、ここが砦でもあったため必死で棚を押さえました。それでも棚からは物が落ち、照明の傘が揺れぶつかり合い、家はミシミシと音を立て早くおさまって欲しくて、それだけでした。子どもが帰る時間だったので心配になり外に出ると、家の前の通りにはあまりの揺れに停まった車の、助手席に子どもを乗せた女性ドライバーが恐怖におののいた顔で電線を食い入るように見つめていました。反対側にも停まった車が何台かあり、車から降りてきたドライバーに揺れはとりあえず収まったことを伝えると、ホッとしたように、しかしながら慌てる様子は隠せないまま走り去って行きました。子どもが帰ってくる道まで出てみましたが、人影は見えず・・心配・・。すぐに母に電話するが返答なし。何度か掛けてやっとつながった(この時はまだ)。

港の方からは黒煙が上がっています。心配になり、近所の方に学校から連絡が来たか聞いてみると、来てないとのこと。すぐに電話でダンナに掛けるも繋がらす・・携帯メールも、家電もダメ・・ガスはしばらく止まっていましたが、停電にはならなかったので寝る前にスリープ状態だったPCを復活させ、Twitterを見てみると、皆さん口々にすごい揺れだった、遠くの方は「大丈夫ですか?」などの発言が飛び交う。しばらく様子を見てテレビをつけるとワイドショーの時間だったため地震の情報をやっていた。東北が震源地だという。横浜は震度5そうこうしているとまた強い揺れが・・悪夢のよう。

しばらくして学校から携帯メールがあり、下校前だったため生徒たちは教師付き添いのもと集団下校になるという。テレビを見ていると二度目の揺れは震源地が茨城沖だという。すっかり先ほどの余震だと思っていので余計に恐怖心をあおる。しばらくすると二度目の学校からの連絡。集団下校を開始するとのこと。更に中学校からのメールも入る。メールなら出来る?と思ったが、優先順位が高いのか学校から受け取れるメールが唯一・・。最初の地震から30分くらいしてダンナと連絡が取れる。スタジオで機材を支えるのに必死だったと。テレビからは津波の情報が入り・・・。

落ち着いた頃に2階に行ってみると、寝室の大きな鏡が倒れていたが無事だった。子供部屋を覗くとおもちゃが床に落ちて細かいパーツが床に散らばっていた。洗面所ではプラスチックの安物の時計がシンクに落ち割れていた。あとはボトル類やスプレー缶などが落ちたが特に大きな被害なし、と思った矢先右足のくるぶしに痛みが。見てみると棚から落ちたであろう書類ケースの角が当たったようで、擦り傷と打ち身のような痛さ。たいしたことなかったけど。

そうこうしているうちに最初のメールからほぼ1時間たったころデーカン帰宅。15分後くらいにセシィが帰宅。二人とも割と落ち着いていてテレビを見たり宿題やったりして過ごす。買い物も気になったが、家にあるものを調理。セシィが近所の同級生の親が仕事でいなく一人だというので、親が戻るまで家にいたらと提案。出掛けるが戻らず(バカ)。そのまま友人宅にいたので、やっぱり買い物に行ってみた。

下の通りに出るといつもよりは人が多く、遅くまで営業しているスーパーでは棚からモノが落ちたらしいがその跡形などはなく、強いて言うならば入口の外に続くタイルの床が数か所割れていた程度で、店の中は普通に食料があり米5キロ、野菜などを買っていく。100円ローソンによると数は少なくなっていたが、カップヌードルを発見して6個ほど買った。アイスやお菓子も買って家に戻った。セシィはまだ戻らず連絡したがなかなかつながらず。携帯メールは復活していたように見えたが、タイムラグがあり時につながらなくなる。その矢先帰宅。激しく怒る私。今夜は帰宅難民であふれる東京の様子をテレビが中継していた。セシィが「すごいね、コマーシャルとかさっきからずっとやらないね」と言っていた。
author:POP, category:ディープな話, 22:40
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