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シアバターの行方
つい数週間前のことだが知り合いのやっているカフェで一人の男性に会った。私の知り合いが「今度いつアフリカに行くの?」と聞いていたので、アフリカで何をやっているのか尋ねたところ、「森を作ってるんです」と。アフリカの砂漠化した大地に、粘土を覆った根がついた苗を植えて「森」を作るんだとか。粘土で覆うことによりアフリカの昼と夜の温度差で出来る結露を利用して水分を補うという。先日の沖縄のサンゴの白化に対し、サンゴの栽培をしている話といい、20年後にそれが果して失敗に終わっても「やらないことには始らない」のだ。しかもアフリカの砂漠化は恐ろしいスピードで進んでいるらしい。原因は地球温暖化なんかも大いに関係するという。つまり限られた先進国や発展途上国にやっぱりその責任を感じてもらわないわけには行かないんだろうな・・。

たまたま洞爺湖サミット関係でTBSの筑紫さんが最近まで看板でやっていた番組で、アフリカの現状を伝えるというテーマに月曜から金曜までいろいろな話題だったが、そのうちの一つがシアバターだった。私たちソーパーの間でも非常にシアバターの保湿には定評がある。ロクシタンや動物実験をかなり禁止しているあのTHE BODY SHOPでもシアバター入りのプロダクツがとても人気で、アフリカではここのところその輸出量が増えているらしい。アフリカでは頭痛がすればおでこになすりつけ、擦り傷ができれば擦り込み、料理にだって使う、とにかく生活になくてはならないものだという。それが先進国の需要が伸びたせいでシアバターの価格はアフリカのマリ共和国では三倍に跳ね上がり、もともと家族6人が1日一回の食事を(しかも小麦粉をこねたような食事と言えないようなもの)手に入れるのがやっとの貧しい生活をしている人々が大半を占める状況で、なくてはならないモノが手に入らなくなっている。それだけではなく小麦の価格も倍以上になったため人々の暮らしはシアバター同様、困難を極めているらしい。原油だって小麦だってバイオ燃料になるトウモロコシの値段が上がるのも世界中が100人だったとしてもその1人にもならないような、ごくごく一握り分の65億の人間の「欲」のために、アフリカのように貧しい国の人々は当たり前で、豊かといわれている日本や他の先進国の人の暮らしまで追いつめている。そんなことを考えるとシアバター、確かに私も好きだけどちょっと見方が変わるな。かなり前にパームオイルでもエコの問題として某掲示板で取り上げられていた。集約すると、人々の物欲を満たすプロダクツには一言では語れないストーリーが存在していて、大概にしてちょっと悲しい話なのである。ダイヤモンドなんて論外・・。

なんでもデフレで安くなりすぎて、ちょっと風のある嵐のような日の翌日には道端に折れ曲がった傘が無造作に捨てられている。100円で買えるもんなあ、壊れるし壊れたら捨てるよね、そりゃ。あまりにも安すぎるのも問題なんだろうな。これだけエコだなんだと言われておきながら、エコバッグの普及率はレジ袋が有料なOKマートを除けばまだまだ低いんだと思う。どうせならレジ袋100円にしてみたらどうだろう。人間の欲というのはすさまじいもので、簡単に忘れない記憶力さえ養ってくれそうな気がする。そして簡単に捨てない。ゴミ袋でも10円しないもんね。タバコも1000円にすれば道が吸殻でいっぱいってことも多少は効果があるはずだ。そう言いながら企業はガソリン車を造り続けるし、いっそハイブリッドオンリーにして国も積極的に補助金を差し伸べてはいかがなものでしょう。しかーし首都高の交通量が減ってるとか、若い世代の自家用離れが進んでいるとか、なんだか正攻法ではないが皮肉な形でしぶしぶと二酸化炭素の排出が減ってるんじゃないか?と思ってしまう。長い信号のアイドリングストップだってこうガソリンが高けりゃ面倒でもやってしまうよね。反面、世界に貢献しているような錯覚じゃないけど、極力無駄なガソリンの消費を防ごうとするよね。というか今までが無駄遣いし過ぎだった。

でもでもよく考えると嫌だなあ・・金、なんだよね、世の中って・・・。毎回忘れずエコバッグ持って行こうっと(よく忘れる)。
author:POP, category:ディープな話, 22:58
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