RSS | ATOM | SEARCH
チェンジリング
ひとこと!すごく良かった!想像以上に!久々に寝なかった!と言っても面白いそうでない関係なく寝るんですけどね、私の場合・・。長いです、映画、でも寝なかった!

舞台は1928年のアメリカ・・ほんの80年前の世界ってこんなんだったっけ?と思うほど人類は進歩しているんですね。いらん進歩も多々あるけどね。ストーリーのベースとなるのは連続殺人事件に巻き込まれたとある家族の話。家族と言えど、実際に被害にあった子供の父親は子供が生まれたと同時に家族を捨て、アンジー演じる母と息子の二人きり。ある日仕事から帰ると子供がいなくなっていて、それから起こる信じられない事件の数々。数ヶ月後に子供が見つかって母親のもとに帰るんだけど、これが別人。警察はこんなに?と思うくらい腐敗していて、自分の子供でないと主張する母親に対し、精神的に錯乱状態だから区別がつかないだけだとか、本当の息子より明らかに背の低い子どもに対し、ショックで背が縮んだと医者も巻き込む見解を示したり(しかも7〜8センチもだぞ)、挙句の果てに警察がいい加減な事をやっていたと悟られるのを恐れて母親を誰の目にもさらされないように精神病院に入れてしまう・・。そしてその待遇は極めて悪烈。場面は変わり、とある情報から連続殺人を犯していた男を見つけ、子供の行方不明事件とのリンクがされるが、このときの警察の責任者は自分の非をスポットライトにさらされるのを恐れ、あくまでも事件と無関係を装いそれを指揮。しかし腐敗した中にも正義を捨て切れないちょっとアツい刑事の行動で事件が明るみに出て、子供が別人だったということもやっと認められるわけです。ってざっとそんな話ですが、これ全部実話。実話に基づく脚色でなく、実話。ゆえに登場人物もすべて実名を使っているらしい。こんな事が平気でまかり通っていたんだねーー、第一「脊髄が縮んだ」なんていう医者の見解があり得るわけがないでしょー、この辺は声を出して笑ってしまったのでした。

今でこそ血液鑑定やDNA鑑定なんて言うのも当たり前だけど、なんせ80年前の世界・・結局遺骨も多数発見されたにも関わらず、身元を特定できず。犯人からの告白も結局は聞くことができずこの少年の行方はわからずじまい。この母親は死ぬまで息子を探し続けたそうです。

映画の見所は、アンジーってこんなに懐の深い女優だったんだー、となんだか感心。たった一人の息子を探す憔悴しきった様子や、それでも戦う強い母親を見事に演じておりました。今ハリウッドじゃぴか一なんじゃないの?素晴らしい女優だと改めて感慨。そして「一体、誰?」的な俳優陣、実はCSあたりではよく見かける面子なのですが、ひとくせもふたくせもある腐敗した警部役のジェフリー・ドノヴァンとやっぱり警察官はこうでないと、のマイケル・ケリーがすごく良い味出してました!特にマイケル・ケリー、素晴らしかった!と思うのは不条理な背景が付きまとう中、彼が最後には正義漢を演じたフラシーボ効果?と思ったけど、素敵でした!でもメインキャストの中でも一番下に名前がある、のでした。

最近はどちらかというと監督業が忙しいクリント・イーストウッドらしい人間味あふれるドラマ、いや〜、映画って本当に素晴らしいですね〜♪
author:POP, category:MUSIC&MOVIE, 10:59
comments(0), -, - -
Comment