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手作り石けんにかかわる者として
 先日、発足されたばかりの手作り石けんマイスター協会のマイスター認定講座に行ってきました。寸前まで自分のしている事とリンクが出来ずに悩みましたが、2年ぶりの関西だったし串カツ食べに行くついでにと思っていたところ、元旅人の悪い癖で、ツアーを探し出したら止まらず・・旅の計画を考えるの大好き!

今回は1泊で大阪市内に宿泊。同行する山梨のみいさんと行きの新幹線の時間は違いましたが、JTBでかなり安いものを見つけたのでホテル大阪ベイタワーに決定。私は時間があったのでこだまのグリーン車でプラス600円、帰りはのぞみ指定席で時間帯によりますがプラス2400円、それに朝食つけても合計で2.5万円を切りましたよ。うひひ。行きはしゃぼんmamaさんとデートの約束を取り付けて、ランチ→買い物→ママの石けん教室というゴーヂャスな一日を過ごした後、りきまるさんと新世界のだるまに行って、交代するように三人の子持ちになったミリィちゃんと夕食。飲みすぎました・・携帯水没させて、とぼとぼホテルに帰って焦ったよ。ほぼ最終で来るみいさんは部屋の番号わかんないし、すべての電話番号は水没してつかない携帯の中だし・・財布を見ても誰の名刺もなく、名刺入れにとりあえずあった須永さんが救いの女神として大活躍してくれて、みいさんも無事に到着できました。部屋は35階で港を向いていたので夜景がスゲー!!勿体ない!誰かとの逢瀬にぴったりですが、やってきたのはみいさん(笑)。二人とも寝つけず、色々話しながら3時頃就寝。朝は51階の見晴らしのいいレストランで朝食。11時の待ち合わせに大阪駅に向かいます。

大阪駅で合流したのは、しゃぼんmamaさん、ecruさん、ツクツクさん、Junさん、ゆっきーちゃんで私たちの合計7名。朝食から数時間しかたっていなかったので軽くベーカリーで昼食を済ませました。その後時間つぶしのためコスメなどを見て回り、いざ会場へ。

貸し会議室の会場はコの字型に並べられた机の上にオイルミックスと精油が置かれていました。これがマイスターを認定するための石けんを作る材料になります。各自帰宅後作って後日送るのです。集まった人数は全部で26,7名くらいかな?何が起こるのだろう?という雰囲気の中、認定講座が始まります。(この講座の内容はまた後々綴ろうと思いますが、協会の主とするものとかやはり自分とのリンクが薄く、疑問も多々残るものでした。)

その中でメインのテーマとなったのが「石けんを販売する事」という内容です。マイスター一号の小知和さんは自分で化粧せっけんを販売されている方ですが、販売するにも色々な決まりがあります。前回のブログの記事で(4か月も前?)触れましたが、皆さんが作った石けんはある段階を踏まないと売れません。作る前に色んな準備が必要で、時間もお金も労力も掛かります。手作りアクセサリーとはまったく違う括りになります。作って楽しい、使って嬉しい、じゃあ売ってみちゃう?というものではありません。

*ここでいう石けんの販売は、顔や体への用途を目的としたものに限定させていただきます。だって雑貨とか洗濯用とか言っても、売ってる人はそれは所詮は袋小路になった抜け道であって、洗濯に使ってもらおう、体には使ってくれるな、と思ってない人がほとんどだからです。また販売の定義として「不特定多数に反復して販売する行為」というものがあるそうですが、サンプルとしてあげるのも同様だそうです。

そこにはまず薬事法が絡みます。一口に薬事法といっても自治体でその見解が異なり、また担当者でも対応が変わります。なんのこっちゃ?と思いますがまずこれをクリアしないといけません。医薬品、医薬部外品、化粧品にそれぞれ決められた表示があり、これを順守する義務も発生します。例えば症状の改善を標榜するのであれば医薬品、効果的というのであれば医薬部外品、洗顔用などとなれば化粧品とそれぞれ表記の仕方も異なります。

そして石けんを作って売ることであれば薬事法以外にも、化粧品製造業許可、化粧品製造販売許可が必要になりますが、商品であればPL法(製造物責任法)の登場でその関係者も多岐に及んできます。PL法は簡単にいえば、ある製品を正しく使った人がなんらかの損害を被り、訴訟を起こしす場合の矛先がどこかというものです。

雑貨屋さんのオーナーの友人が手作り石けんを作る人で、ある日プレゼントされた石けんが非常に気に行って、その店で置く事になりました。その石けんを買った人がそれを使った事で損害が生まれたとします。PL法でいうと

2条3項 この法律において「製造業者等」とは次のいずれかに該当するものを言う。

1号 当該製造物を業として製造、加工または輸入したもの(以下単に「製造業者」という)

2号 自ら当該製造物の製造業者として当該製造物にその氏名、商号、商標その他の表示(以下「氏名等の表示」という。)をした者又は当該製造物にその製造業者と誤認させるような氏名等の表示をした者。

3号 前号に揚げる者のほか、当該製造物の製造、加工、輸入又は販売に係る形態その他の事情からみて、当該製造物にその実質的な製造業者と認めることが出来る氏名等の表示をした者。

ということですので、民事訴訟などになれば作った本人は元よりそれを販売して売る雑貨屋さんのオーナーにも責任が生じてくるわけです。


ここのところ石けんを販売する事になぜか反応してしまいますが、この協会では正しく安全に石けん作りを楽しむために、という事を元に設立されたようです。あまりにも身近になり過ぎて、その陰に潜むルールが無視されています。ルールといっても暗黙の了解ではなく、それを違反すれば法の元に罰せられたり、賠償責任が生じるというかなり重いものです。ネットの発達でネットショップもすごく簡単に出来て、ブラックマーケットならず、合法非合法問わず個人の闇市がそこかしこに展開しています。事業所としての開業届けやら、確定申告してますか?

私は月々ほんの少しの人数ですが、石けん教室で手作り石けんの技法を教えています。手作り石けんを広めようとも、この業界(というとおこがましいですが)で大きくなろうなんて事は一つも思いません。希望者に私の知っている方法を教えているだけ。長く通ってくれている生徒さんはやはり、自分で作って使う石けんの愉しみ、の醍醐味を知っている方たちばかりです。手作り石けんはそれ以上でもそれ以下でもありません。

4時間の講習会はあっという間に終わってしまいました。ペットボトル法で作る石けんを提出してOKであれば、マイスターの認定がされるわけです。ちょっといろんな思いは複雑ですが、新幹線の時間もありますので後ろ髪をひかれる思いで会場をとりあえず後にして、最後の仕上げはご飯。当初予定していてくれた場所は長蛇の列で、他に見つけた店に向かいました。あら空いてる?と思ったら次々に人が押し寄せ、帰る頃には外で並ぶ人もいたくらい。おしゃべりは続くが時間が続かず、大阪駅でみんなとバイバイしてわたしとみいさんは新大阪駅に向かいます。

帰りの電車の中でもずっといろんな話をしていて(ほぼその講習会の事)、二人とものどが渇いたのかエキサイトしたのかアイス食べよう!という事に(笑)。実はmamaの住む京都の平等院の近くでお買い物をしている途中、どこを見ても抹茶味だの抹茶が呪いのようについて回っていたので、「なんでも抹茶入れりゃーいいってもんじゃ」と冗談言ってたのですが、抹茶の怨念か、「抹茶味ですが良いですか?」と売り子のお姉さんに言われてしまいました。食べました(笑)


京都で一目ぼれして買ったお茶碗×2、とツクツクさんに持ってきてもらったモールドセット×2、娘からのリクエストのあんこのお菓子を買って家に戻ったのは夜11時頃でした。出かけるときは小さなバッグで超身軽で出かけたのにな〜〜。まあたまには良いでしょう。





author:POP, category:ディープな話, 20:55
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